Mr.Children 2006
今年は行かない。そう決めていた5月。だが、人生とは何が起こるかわからないもので、人の決断なんて一瞬のうちに覆えされる。6月3日の誘惑に私は負けた。そして今、7月16日、ここ静岡県つま恋にいる。
来てしまった。午前10時過ぎ、新幹線で掛川入り。待ち合わせていたらっちゃんと落ち会いシャトルバスに乗る。昨年は利用していないのではっきりと比較できないが、なんともスムーズに乗車できて良かった。
ゲートを入る時にもらうリストバンド。昨年とは違い、プラスチックでできた薄いペラペラのもの。今日はオレンジ色だ。
通行路も若干違う。人の波に紛れてフードエリアに向かう道中、芝生が生い茂る丘の素敵さに心奪われ、らっちゃんと無邪気にかけ上がる。５ｍくらい。
次に現れたのはトイレ。昨年より数が増えたという簡易トイレ。匂いも増してる気がする・・・。
さて、着きましたフードエリア！これまた昨年と違うところで、屋台とトークステージの間に簾屋根の休憩スペースがある。ここで昨日から参加している人たちと合流。やっぱり昨日１日楽しんだだけあって、みんないい顔してる。暑そうやけど。
時間は12時前。おなかもすいたし、店に行列ができる前に買っておこう。と、ここでまた問題が。どれを食べるか迷うねんなぁ・・・。だって全部食べたいやん？ある人が「塩ラーメン」食べると言うから便乗することに。が、並ぼうとしたら横に「大豆とオクラのカレー」の看板が！ というわけで、やっぱりカレーにする。食べかけの汚い写真でごめんなさい。
うまいっ！ネバネバパワーで元気百倍！！（古い？）
そうそう、１泊のため軽装で来たのはいいんだけど、やっぱり忘れ物をしていたのですよ。マイスプーン・マイ箸。ゴミ削減に協力できなくてごめんなさい･･･。
それぞれに好きなものを「美味しい、美味しい」とほおばりながら談笑。するとガクＭＣがすぐ近くを通ったみたいで、みんな一斉に「ガクちゃ～ん！！」と呼びかける。私が振り向いた時にはすでにおらず。
混雑を考えて、みんなが早めにステージエリアに向かう。私とらっちゃんは木陰で観賞するつもりだったのでまだ行かない。天気は曇りでたまに陽が射す感じなのだが、柔らかな風が吹いて心地よい。昨年ほどの暑さが感じられない。簾屋根効果だろうか、涼しいわぁ♪ぽーっとしてました。
さて、そろそろ行くか。きゅうりでもかじりながら見たいな～てなことで購入。
これがうまいっ！木陰にシート敷いて、寝っ転がって食べる。涼しいし、緑いっぱいやし、いい音楽やってるし、最高やわぁ～♪
お待たせしました。やっとライブの始まりです。とは言っても記憶とはあいまいなものでして、かいつまみ印象レポでごめんなさい。
オープニング。コバタケさんと櫻井さんふたりによる「何の変哲もないLove Song」でスタート。この曲知らなかったのですがKANちゃんの曲ですか？しっとりとつま恋の緑に交わっていく感じで始まりました。
彼らは大阪の野外イベント「ＭＴＷＢ」で一度見たことがあった。ほんとだったらあの日がミスチルと初共演になるはずだったんですね。でも、遠回りして今日ここで共演できたことは彼らにとってすごく嬉しいことだったんでしょうなぁ。「am11:00」という曲では櫻井氏が登場し、一緒に歌ってました。いやいや、若さ溢れるバンドです。爽やか好青年で。沖縄弁がいいね。私は方言好きなのですが、鹿児島・沖縄の訛りが特に好きやねんな。
ステージ転換の間、昼寝する。 ふと目をあけると、緑がキラキラ光ってる。気持ち良くないわけがない！
bank bandが始まる。「星のラブレター」をやってくれました。この曲好き。やっぱり裏打ちのリズムは夏の野外に合うよね。だから「逃亡者～レゲエバージョン～」なんかもフェスに合うんだよ？
昨年に続いて２度目の出演！前回は見れなかったから嬉しいなぁ。が、「ボクノート」を熱唱中に空がゴロゴロと鳴っている･･･。こりゃ来るな、と思ったらきました。雨！土砂降り！じっくり聴きたい曲なのに、みんなカッパを着たりとガサゴソしてる。スキマの二人も気になったことでしょう。
「シーソーゲーム」を歌ってる時、ステージエリアの後ろの方では、男たちがタオルを振り回して大ノリだった。お揃いっぽいＴシャツ着てるし、スキマファンの集団だったんでしょか？
スキマスイッチの退場後、雨が止む。
コーラのＣＭの曲しか知らなかったんだけど、２人組みだったんですね。元気でこれまた夏野外らしい。櫻井氏、コーラス難しそうだ。
相変わらずええ声してますなぁ。ちょっと大人っぽくなった気がする。
昨年と同じ「ハナミズキ」を歌われたので、（まさかこの１曲だけ？昨年と同じ曲がＤＶＤに収録されるの？）と心配したが、このあと新曲を披露。
続いて、櫻井氏ボーカルで佐野元春「SOMEDAY」が演奏される。私は小腹が空いたのでフードエリアへ向かう。
さすがに演奏中は道もフードエリアもすいてる。悠々と歩けて気持ちいいわ～♪と、屋台をチラ見物色。ふと目についたスパイシーチキンケバブを購入。しもた、これ辛いやつやん。水の残量３cmくらいやったはず･･･。財布も置いてきた。所持金１００円。１００円でビールは買えません。ペットボトルも買えません。さっき１００円でジュース売ってるの見かけたけど、どこの店かわからん。ステージでは小田和正の演奏が始まってる。うわっ東京ラブストーリーの曲やん！CDみたいや！むぅ～･･･。
と心の中でつぶやきながら、不精者の私はドリンクを諦め、木陰へ戻ったのだった。ケバブ、うまい。
かわいいおじいちゃん。そんな印象。声援に「ハイハイ」て答えるのがいい。よく覚えてないけど、その他MCも面白かったなぁ。「言葉に出来ない」は良い曲ですね。透き通った歌声に心洗われる。
ガクMCがいつも通り、女性２名をはべらして登場。「手を出すな！」です。やっぱこれも野外に合うね。みんなノッてる♪
白シャツの似合う男、ASKA登場。声の存在感がすごい。櫻井氏が「持ってかれる」と言ったとおり、みんな引きずり込まれてるようだ。
昼にフードエリアで「はじまりはいつも雨」がインストで流れていたから、この曲はしないだろうと言っていたらやりました。予告だったのか！
再び小田和正登場。特別にもう１曲「生まれ来る子供たちのために」を演奏。これにてbank bandの部は終了。一斉に人が動き始める。トイレへ向け、民族大移動。私たちは木陰を後にし、ブロック席へ向かう。
ブロック席にやって参りました。B6ブロックです。さっきまで一番遠くの木陰にいたせいか、めっちゃ近く感じる！すごい！
Mr.Childrenがステージへ。ジェンさぁぁぁ～ん！！！「いつものように、きめって♪」黒のVネックTに赤リストバンドの鈴木さんが登場。ＪＥＮが肉眼で見える！しかも立ち位置からＪＥＮまで一直線に空間あり。視界に障害物はございません。ひと頭横切ると大画面も見える。よし！
ちなみにお隣さんが恋するナカケイさんはサラサラヘアーの上部をキュッと結ってありました。よかったね！
注目の1曲目は「ＨＥＲＯ」だ。スローな曲はＪＥＮのスネア１打１打に体が反応してしまうんよね。込めてるのが伝わってくるせいだ。今回この曲では、スネアの「タン！」に合わせてお口が「パッ！」とか「ポッ！」って開くのがかわいかった♪鯉みたい。
久しぶりに聞いた気がするけど、そういやドラム激しい曲だったね。汗があふれる鈴木さんがとても男前でした。かっこええわ～。
このあと桜井氏がＭＣしてて画面に映ってるんだけど、その後ろ！背後霊、いや、守護霊のごとく映っているのはＪＥＮさんではありませんか！
そう、今回のカメラワークがまた良くてね。普通にＪＥＮのカットもたくさんあり、中央で桜井氏が映ればＪＥＮも映ると。にんまりなのです。（*￣ー￣*）笑顔、そして笑顔。にっこり笑顔がたまらなく素敵やね。
この曲、ＣＤではそんなに好きでもなかったのだが、、、やられた。何故ってＪＥＮがあまりにも楽しげに、幸せそうに叩いてるから！！
ずっと笑顔やねん！ＪＥＮは目も口も閉じてニッコリ叩いてるのだが、「タンッタンッタンッタン♪」のスネアに合わせて顔が少々上向きになるんです。それが「チュッチュッチュッチュッ♪」てキスしてるように見えるんです！ 本人もそのつもりだったのかな？うーん、、、文章でうまく伝わりますでしょか？とにかく、胸キュンやった！！
この後、細かいこと覚えておりません。ＤＶＤの登場を待ちましょう！
桜井氏から感動的に生まれたらしい作品。曲調はほのぼのした雰囲気。メロディとかは全然覚えてないけど、とにかく優しいメッセージの込められた１曲なので形になる日を楽しみに待ちましょう。
いつものライブバージョン。コーラスのとこＪＥＮの声がよく聞こえた♪
ここで意外な曲が！ストレンジカメレオン好きなんでしょうかね？カバー曲もしたかったのだろうか。普段聞けないから嬉しかった。
改めて壮大な曲やねぇ。で、このへんやっけ？ナカケイが与謝ってきたのは･･･。（「与謝る」とは髪の毛が乱れること。与謝野晶子「みだれ髪」が由来）らっちゃんとヒーヒー言ってました。
イントロでわからなかった。なんか違った気がする。箒星は疾走感あふれるドラムがいいよね。きらめいてたわ。
この曲の前やっけ？大画面に浦ちゃんが映るのだが、カメラ目線であのニッコリ笑顔で弾くもんだから会場から笑い声が、、、。私も笑ってしまった。昨年のコバタケさんを思い出したよ。でも曲的には笑うシーンではないんよね。
そうして、あっという間にMr.Childrenの部は終わった。
メンバー紹介、鈴木さんはＴシャツの裾を持ち、お腹の前でバタバタと激しく振る。すると、なんてことでしょう！照明のせいか、若干茶白く見える霧状のものが飛び散った。あ、あ、あれはまさに胞子！！会場からは悲鳴が･･･。いやいや、繁殖期の夏とは良く言ったもんだ。私は浴びたい。
ナカケイは結っていたゴムをすでに取っていてサラサラストレートだった。そんなナカケイに、二人で「サラサラ～！サラサラ～！！」と声援を送る。
今回は「センターオブユニバース」のようなＪＥＮのキメ（シンバル叩いてガッツポーズなど）がある曲がなくて、裸族のみなさんはちょい物足りなそうでした。ポツポツとあったガッツポーズは見逃さず真似しましたけどね。いやぁ、、今日のＪＥＮは笑顔満載、楽しそうでこっちまで幸せになったよ！ありがとう！早くワンマンライブで会いたいわ！
本日の出演者が全員集合です。みんなエコレゾＴシャツ着てて、やっぱり24時間テレビみたい。小田さんとＡＳＫＡさんがイベントＴシャツを着て出てきたとき、会場からは「おぉ～！」というどよめきがあった。本人たちも嬉しそうな、照れくさそうな。そして、みんなで大合唱。いいフィナーレやね。
最後には恒例の記念撮影。そして退場。ＪＥＮのかわいさと真摯さが垣間見れるシーンなんですよね。とにかく「やっぱりＪＥＮはええわ！」と感心しきってたよな気がします。
規制退場のため辛抱強く待って、ぞろぞろと退場。私たちはフードエリアへ。そこで他のエリアで見ていた友達と合流。何食べたっけな。ソーセージと葡萄フロートかな。なんちゅう組み合わせだ。でも、おいしゅうございました。
しばらくすると、二人がミニサッカーボールでサッカーをし始めた。ボールを見ていた私は思わず飛び出して仲間入り。なかなか手強い相手でした。
そんな感じで、ライブの余韻にひたりつつ、平和な時間を過ごした私たちはつま恋をあとにする。終わった。今年も終わった。そしてまた、日本にap fesの花が咲き始めるのです。咲き始めるといいな。
後半、荒削りな感じですが、これにてap bank fes'06の報告を終了いたします。ありがとうございました。
↑浜松で、やはりこれを拝む。
2006.8.12 みすちび
