ついにこの日が来た! Mr.Children3年ぶりのライブツアー「半世紀へのエントランス」初日。小雨の福岡へやって来ました。チケットは1枚で取ったけど、開演前に友人と会えました。こういうのもいつぶり!? という喜び。
今日は田原さん側のアリーナ席。端の方だったけどドラムは確認できたのでひとまずホッとする。ブルーオリーブオイスターの2タム、1フロアかな。場内BGMはまたメンバー選曲シリーズだと思います。高橋真梨子さんの「教会へ行く」で前方の男女が横揺れして聴いてました。
会場が明るいままストリングスアレンジの「優しい歌」が流れ始める。すぐに沸き起こった熱い手拍子により、やさしい音色の「優しい歌」が聴こえない。それもまた愛しい。
暗転し、「Reflection」が流れる。(ではなくてmemoriesのイントロが正しいです。)メインモニターにはベストアルバムのCMで見た男女が森を彷徨うような映像。「Oh oh」と遠くで桜井さんの雄叫びが聴こえたあと、スネアのルーディメンツというか、マーチングというか、スネア。これまたベストのCMで見た建物、エントランスが現れる。そこからこれまでのMr.Childrenのライブ映像やCDジャケットなどが走馬灯のように流れ始める。周年ですねぇ。
そろそろかと思い双眼鏡を覗くと、、、ドラムセットが行方不明、真っ暗だ。なぜ!? 桜井さんが登場して歌い始める。
01. Brand new planet
始まったという喜びを感じつつもドラムは?ドラムどこ?って探してるうちにJenさんの「ワントゥースリーフォー!」のカウントが聴こえる。そして明るくなっていくステージ。なんと桜井さんの後ろに壁ができていたみたい。ドアーのイメージなんでしょうか、徐々に開かれていきますが、登場してドラムセットに座る一連のJenさん大好き民にとっては我慢のオープニングです。(笑) 壁が開いてホッとしたのも束の間、サイドの骨組みが前にせり出したまま停止してJenさんに丸かぶり。
ちょいっ!!! それ、どかしてもろて!?
ショックは受けたけど、骨組みの隙間から多少見えるだけマシか。そんな前向きな気持ちにすぐなれたのも、これまでMr.Childrenのライブツアーに参加して色んな角度から見てきたおかげですね。ビバ30周年。
そんなこんなでJenさんを目撃した第一声は、白い! 白Tシャツに白ジャケットをおめしで、無性髭。黒っぽいパンツに白かシルバーのベルトを垂らし、コンバーススニーカー。さわやか〜! でもこの白ジャケットは1曲目終わったら脱ぐんだろうな。(笑)
ナカケイさんは黒できめてて、桜井さんはホテルのブティックで売ってそうな濃い色の鮮やかなジャケット。そして田原さんが貴族スタイル! フリルネックでプリーツの入った白ブラウスに、別珍のエンジジャケット。あえて別珍と書いときますけど。タハラーによると過去の雑誌取材でも着てたやつっぽいとのことです。
音の方はそれぞれの音がしっかり聴こえます。スネアはそんなに大きくていいの?と思うほどでしたが、耳慣れと席位置もあるかな。3曲目あたりから丁度よくなりました。スネアはLM400ぽいです。
曲が終わって、案の定急いでジャケットを脱ぐJenさん。そんな姿も好き。(笑) ジャケットの下は5分丈くらいの白Tシャツで、黒のリストバンドしていました。
桜「覚えてますか、この感じ!」
オボエテマース!
02. Youthful days
いいね、気分があがります。さらに歓喜、ステージの前にせり出してた骨組みが引っ込んだ! わー、Jenさーん!!! 田原さんのキラキラギターで祝福感倍増。
曲終わり、左手挙げ、上手のスタッフさんに目配せしてウンウンと頷くJenさん。
03. 海にて、心は裸になりたがる
続けてアゲてきますね〜。
桜「さぁ行こうか、ふくおかー!」
福岡観光協会の方〜! 聞きましたか? 今キャッチコピーが爆誕しましたよ。行こうか福岡!
最初は手拍子をうながすJenさん。サビ前で両手交互にハットをシャンシャン叩いてるように見えました。最後の「オーオー!」は心の中で叫べとのこと。Jenさんの直前「ニャー!」は聞こえたり聞こえなかったり。
桜井さん、「嫌なやつだと考えていても♪」のところはナカケイさんに寄っていって、「今心は裸になりたがっているよー♪」でマイクを向ける。
中「オーーー!!!」
半音低い!(笑) しかも「オーオー」って音下がらず「オーーー!」って一音で叫んでたように聴こえたんですけど。(笑) いやでも魂の叫びに音程なんて要りませんからね。そのあとの笑顔も含めて可愛すぎた。一生懸命なナカケーかわいすぎる!
タンタンタドタド♪
このビートが聴こえてきたら察しますよね。
桜「僕らと皆さんの思い出がしみこんだ歌」というような話。
04. innocent world
落ち着かせません! 田原さんが下手サイドにやってきました。イントロを終えて、お手振り、会釈、微笑み、気品。2番でほほえみながら弾いてたのに「入り組んでる〜♪」のとこで急にギュイーン顔になったのが良かったです。Jenさんは歌いながら叩いています。ギターソロのあと座りなおしていました。サビ前に左手挙げ、右手でハットをシャンシャンシャン。
暗転。スネア交換、水分補給。
【MC】 Mr.Childrenの曲はこれまで200曲以上あって、人それぞれ聞きたい曲があると思うのでたくさん選んだけど、時間的に全部やるのは無理なので毎回セットリスト変える。今日だけのセットリストになるから。聞き逃さないように。ニコ!
デビューした頃はほぼ音楽と異性にしか興味なかった。そんな頃に作ったずうずうしく、初々しい恋愛の曲をやります。というような話。
05. Replay
SOUNDTRACKSとか最近の曲ばかり聴いていたので、今のMr.Childrenとは随分違うなぁと感じた。当たり前なんだけど。そして「う〜らんらん♪う〜らんらん♪」でコバタケPのことを思い出した。
スネア交換
06. Any
Jenさんは両手を胸、左手上げからのスネア、タタンッタタッタタ! 1番終わったあとの間奏は笑顔で頭上手拍子。歌に入ると感情込めたような渋い顔で歌う。
サビはライドのカップが印象的でした。ラスサビ前も左手上げからのドンッドッドドドがかっこいい。アウトロももちろんライドカップが高らかに、きらびやかに鳴っていました。
曲終わりドラムを離れるJenさん。後ろでハートっぽいイラストの黒Tシャツにお色直し。お背中が見えた! 着替えて戻って来たとき、両手を横に女子っぽい仕草でかわいく座る。(笑)
【MC】 今からもっと近くで演奏する。ドラムとか下からせりあがってくればいいんでしょうけど、全部手作業でセッティングしてる。30周年てことはスタッフも歳をとって大変だと思うけど。みたいな話。そしてサブステージへ移動。
あまり見えないけど黒のドラムセットでした。(ヘッドがクリアイエロー。青のロックンソック。右手のクラッシュが大きく見えましたが、もしやイスタンブールとかありえますか?鑑定待ち)
軽く叩くと、桜井さんから「もっといい音鳴らすのかと思った」みたいなことを言われ、ドコドコ叩いてシンバルを叩きにいくと見せかけて叩かない、を2、3回やってました。
07. くるみ
最初は弾き語り。反響がすごい。
08. 僕らの音
僕らの「ら」にはみなさん一人一人を入れてというような話してから歌う。Jenさんは最後サニーさんとアイコンタクトとって笑顔でしめる。暗転のなか立って一礼、時折手を振りながらメインステージに帰っていくシルエットがかっこいい。
09. タガタメ
静寂の中「ディカプリオの出世作なら♪」と強めに歌いだすのでハッとする。AメロはJenさん膝ドラム。スネアはコパー?ギターソロがかっこいい。全体の音圧がすごい。最後はJenさん立ち上がって吠えながら叩く。叩きおわってすぐ後ろに下がり、新たな黒Tシャツにお着替え。
10. Documentary film
「今日は何も無かった」って歌い出し最強やな。Aメロの膝ドラムJENが好き。
スネア交換
11. DANCING SHOES
桜井さんの「do it! do it!」が「ジューウィッ!ジューウィッ!」て聴こえる。
スネア交換
12. LOVEはじめました
もうCD音源では聞けないこの曲。AメロのJenさんは手拍子、ゆれゆれ、くねくねでちょっと懐かしい。タイミング忘れたけど、左手上げてクラッシュ+キックのあとキックと繊細なハイハットがかっこよかった。
「このあと○○のインタビューがあるから」のとこ何て言ってましたっけ?フェンシング、メッシ、天心のどれかに聴こえたけど、普通に考えたらメッシでしょうか。
2番のBメロで双眼鏡覗いてて、なんか熱いなと思ったらボルケーノ! ステージ上のあちこちで炎が吹き出しておりました。この曲でいる!?(笑) B'zさんが使ってたから久しぶりに使いたくなったのでしょうか。ただでさえ熱気で暑いアリーナがさらに熱くなります。
いや、我らのことよりも田原さんですよ。田原さんは大丈夫なの!? この熱さはムリでしょう。だって別珍着てましたよ!? と心配になって確認したら、変わらず別珍ジャケット着て演奏してはる! すごすぎるタハラケンイチ、、、
そんな熱さをシビれに変えたのはアウトロのドラム。きゃー!このフリーダムな感じ。真空パックにしておけないものかな英哉ドラム! なんか最後にクラッシュを下から3発軽く叩いてたけど、そんなJenさん初めて♥でした。
13. fake
前曲が終わった瞬間ギターがキューイって入ってかっこいい。1番サビ終わり「来い来い来い!」と少年野球のような桜井さん。「愛してるって」のコーラスJenさんはモニターに映し出されて満足。
スネア交換。
14. Worlds end
「分かってる期限付きなんだろう」で桜井さんめっちゃ腕時計見てた。アウトロでナカケイさん手を挙げてキメる。アウトロ終盤の桜井さん雄叫びが裏声でウウ〜アア〜というアレンジになってて、いつもの力強いゴツゴツした果ての大地のイメージから、空に広がる美しい光のイメージが追加で見えた。幻想的というのかな。
スネア交換
桜「どうもありがとー!」
いつからか分からないけど紫のシャツになっていた桜井さん。サテンに見えたけどどうでしょう。しばらくセクシータイムなのかも。
15. 永遠
サニーさんのコーラスの素晴らしさを改めて感じる。ラスト、モニターに下手から撮らえた激渋Jenさんが映る。
暗転。桜井さん吸引。
16. others
好き。間合いがたまらん。Jenさんもセクシー。アウトロで桜井さんは退場。
スネア交換
17. Tomorrow never knows
さわやかな水色のちぢれシャツに着替えた桜井さん。1番のJenさんはマレット持ちでした。
スネア交換。ボディが金色に見えました。Ludwigでいうとスーパーブラスみたいな色合い。鑑定待ち。
18. Printing → DANCE DANCE DANCE
スネアのカンカン音が最近ではあまりないから新鮮。再び「来い来い来い!」と桜井さん。「Give me one」のとこで鷲掴みモミモミの手をしていたように見えたけどどうでしょう。
次曲へつながるスネアの連打。みんな察したでしょう。
19. エソラ
ナカケイさんが下手にくる。2番で桜井さんもやってくる。間奏に入るとJenさんガン見のため周り見えてないんだけど、ここで他3人はサブステージへ移動するお決まりコースなんですね。最後、中央から向かって走ってくる桜井さんを見るJenさんの顔で思い出しました。52歳の開脚ジャンプで締める。
スネア交換
桜「どうもありがとー!!!」
「あったけー!!!きもちー!!!」
お風呂だね。
最後に1番大好きなみなさんにこの曲をというような話。
20. Gift
出だし。
「いーちばんひかっ、、ごめんもっかいやらして!」
歌詞間違えました。初々しすぎるミス(笑)
それでも仕切り直して始まると、感極まって声を詰まらせる桜井さん。今回のツアーは会場が歌えないので、そのぶん一生懸命歌ってくれる田原さん、ナカケイさん。声がよく聞こえました。
本編終了
【アンコール】
アコギを持った桜井さんがひとりで登場。
桜「えぇー、、、」
感慨深そう、しあわせそうな顔で会場をしばらく眺める。強まる会場の拍手
桜「ごめん、欲しがったわけではないです。見ていたかった」
海外レコーディングに向けて英会話を習っていて、そこで気づいたんだけど「You」には「あなた」と「あなたたち」の両方の意味がある。今さらか。これからやる曲はここにいるあなた、あなたたち、そして今ここにいないあなた、あなたたちにお届けしたいと思います。というような話。
21. Your song
桜井さんアコギ弾き語りバージョン。最初の「オ〜オオオ〜♪」はオクターブ下でアナタに語りかける感じ。バンド演奏とのスケールの違いが大きく、これはこれで好き。そして最後の「オ〜オオオ〜♪」はいつもの叫び。ここにいないアナタたちにまで届けるような感じ。そんなん心揺さぶるやん。
曲終わり、Mr.Children、サニーさんを呼び込んで紹介。
ずっと一緒にやってくれてる、キーボード&ヴォーカル、サニー!
ドラムス、鈴木英哉。
黒のTシャツでシルバーのネックレスが見えました。マイクを引き寄せ、アゴにL字の手を添えるJen。
「オレに言わせてみれば、
30周年というのは29周年の次だ。
あってるだろ?」
桜井さんのツッコミがあったのかよく覚えてませんが、
「あってるだろ?」
て何度か言ってました。(笑)
ベース、中川敬輔。
「こんばんは」
会場がどよめく。今やナカケイさんの生声が一番レアだから。
92年5月10日にデビューしてから30周年になりまして、、、まだなってないか。その9日後(?)に初めてのツアーに出て、最初のライブが福岡でお客さんは2人でした。初めてのドームツアーも福岡が最初でした。節目節目で福岡には縁があるなと思います。これからもよろしくお願いします、というような話。
これをゆっくり考えながら、いつものインタビューのようなペースで話してくれました。素敵。
Jenさんクラッシュ位置を微調整。
ギター、田原健一。
「こんばんは、ギターの田原健一です」
演奏していたらみんながキラキラ輝いててとてもキレイです。これからもよろしくというような話。この「キラキラ」って言う時に、手のひらを水平に出して揺らすのがツボでフフッてなる。人差し指を軸に高速回転させてはりました。
22. 生きろ
初めて聴く新曲! 赤いライト。スネアは黒っぽく見えました。今でも最後の「生きろ」くらいしかすぐ出てこないほど掴めてないんだけど、アレンジがすごいのか何なのか、強く壮大な映画にぴったりだなという印象。
Jenさんはスネア連打が続くところで、左手をスネア打つたび頭上に高く挙げてまた打つを繰り返す。ラヴ・コネクションでおなじみのパフォーマンスに近いんだけど、速度が倍ほど違います。(笑) 和太鼓ぽいのかな。この速さでスネア打つ度に手を挙げるのは結構エネルギー使うはずだし、命たぎらせてるのか、たくましさ、熱い闘いなど、Jenさんなりの何か表現なんだと思います。生きろ。
締めのジャン!を暗転で見せない演出がかっこいい。
最初に流れた「優しい歌」をBGMに前に並んで挨拶。Jenさんは泣きそうになってるように見えました。桜井さんは「みんなのおかげで」を続けて2回言うてました。挨拶は両サイドに行って、最後サブステージにも。「優しい歌」の「オーオー!」を体で表現するJenさん。4人が中央に戻る前に優しい歌が終わる。
追い出し曲は永遠。裏にはけるとき「今も答えを探して歩いてんだよ♪」に合わせて振り返り、歌いながら歩いてる腕振りジェスチャーをするJenさん。(笑)
終演。終わってしまいました。気づけば3時間弱が過ぎている。来れて良かった、ありがとうございました。30周年おめでとうございます、これからもよろしくお願いします!
久しぶりのお粗末レポ、最後まで読んでいただきありがとうございました!
▲ビオレママなミスチル
▲お祝いのお花たち
▲終演後のPayPayドーム
▲半世紀へのエントランス隠れキャラ?
2022.4.29 みすちび