ここからは鈴木英哉ファン目線にて、初めての稲ソロをレポートさせていただきます。失礼ながら今日までに聞けたのは「マグマ」を通し1回+おかわり数曲で、ほぼ曲を知りません。曲名も覚えておりませんでした! そんな状態であったことをご了承ください。
到着してすぐトイレ列(約25分かかった)に加わったのでサウンドチェックは見れず。セッティングされたドラムは、いつものLudwigブルーオリーブオイスター、赤ヘッド。バスドラのヘッドにはen3.5ロゴ。Paisteシンバル各種(穴あきはお飾りのようでした)、ローランドの電子パッドなど。スネアはコパーで途中交換なし!
暗転しSEが鳴る。手拍子が起こるがなんかSEと合ってない気がする。あとで調べたらSEは「Chopsticks」という曲で、なるほどこれは手拍子難しいわというインストナンバーでした。マグマというアルバムに入っているので聴いてみてください。(覚えてなくてごめん)
暗闇の中、ステージへつながるスロープに先頭で登場したのは鈴木英哉!シルエットでわかりますね。両手を広げ、あおりながらステージへ。ドラムテックさんとグータッチしてセットに座り、軽く音を鳴らす。あぁ、Jenさんのドラムええ音!背中かっこいい!
稲葉さんが最後に入場し、メロウな感じで始まる。稲葉さんはブルースハープ。なんやこのブルージーな始まりは!好きです!ステキ!
Jenさんはドラム台が高くなっているおかげで頭の先から足の先まで全身が見えます。ありがとうセンターステージ!ありがとう座席の段差! そして気づきました。
裸足やん!!!!!
わー!全国のヒデヤーに向けて心の中で叫びました。裸足やーでー!!!
Jenさんはいつぞやの極寒の西武ドーム以来、Mr.Childrenのライブでは靴を履くようになりました。レコーディングなどでは裸足もあると思うんだけど、裸足のライブはめっちゃ久しぶりです。なんで?どういう意気込み?にやけが止まらない。
01. 愛なき道
Jenさんのカウントから始まります。稲葉さんのソロバンドでJenさんがドラムを叩いている不思議! ハイハットをチキチキパートでは左手側にいるギター・DURANさんを見ながら笑顔。再びブルージーな曲(アウトロ)に戻る。最後ブレイク中に水分補給してからのシンバルシャーンで〆る。
02. The Morning Call
Jenさんカウントから。ドラム椅子の背もたれ裏にUNITEのステッカーが貼ってある。それにしても足元。Jenさんのフットワークがこんなに見れることは珍しいのでガン見です。ハットオープンすると足の指まで見える。
03. Stay Free
Jenさんのドラムから始まる。稲葉さんはマラカス2個持ちでセクシーに振る。思わずもし桜井さんがマラカスを持ったらと想像してしまいフフッとなった。
上部にあるモニターを見るとJenさんの表情が見れるが音とのズレが凄まじい。間奏でベースの徳永さん(徳ちゃん)がJenさんの前にやってくる。徳永さんの表情からJenさんの表情が見える。(ともに笑顔)
曲終わり、ドット柄の黒シャツを脱ぐ。サポートしてくれるドラムテックはアフロな方。岸さん?アフロでメガネにマスクで違う方に見えましたけど、岸さんですよね?
【MC】
こんばんは!寒い中来ていただいてありがとうございますというような話。稲葉さんのMCにもいつものようにドラムで合いの手入れるJenさん。
04. Golden Road
頭上手拍子からのドラム。モニターには銀杏並木。サビでのコーラス「オーイェー!オーライ!」を歌うためマイクの位置調整。
【MC】
ギターを持つ稲葉さん。
05. I AM YOUR BABY
Jenさんのドラムを見ながら、曲を知らないせいで、どうしてもミスチルのあの曲っぽいフィルだなとかいう考えが過ぎってしまう。もっとニュートラルに楽しみたいのに!己の経験がジャマでした。(ちなみに2日目は一通り曲を聴いてるおかげでだいぶ稲葉浩志ソロバンドとして楽しめました)
06. Salvation
イントロでベースの徳永さんとアイコンタクト。
曲が終わり、タオル交換。
【MC】
ステージが丸くなっています。このドラム台、ちょっと回るんです。人力で。
このとき「そう!あっはっはっはっ」というJenさんの声がうっすら聞こえる。
回してみましょうか、と右へ90度回転。Jenさんはスティックを横に両手で持って、人力で回してるイメージを表現。
なんと夢の回転ドラム台! センターステージなだけでも有難いのにJenさんを回すだなんて! 爆笑(笑)ありがとうございます。Jenさんを見てくれという愛、おもてなしの心を感じました。ありがとうございます!
Jenさんの横顔が見える。iPadもよく見えるけど双眼鏡でも文字までは読めませんでした。もっとほしい視力。
嬉しいから何か歌ってみようかな、と稲葉さん。
稲「ウォオオオーオー♪」
客「ウォオオオーオー♪」
コール&レスポンスの復活である。胸を抑えて「あぁ」「鳥肌」と嬉しそうな稲葉さん。じぇんさんも嬉しそうでした。
07. 念書
ステージを囲む照明がかっこいい。サビ前は左手をあげて上向くJenさん。2番サビ後のキーボード好き。稲葉さんのシャウトが最高で、そこから畳み掛けるドラムもかっこ良かった!
08. 正面衝突
徳永さんのベースにドラムで合いの手を入れる。なんて戯れをしてくれるんだ! リフが印象的なアップテンポの曲。イントロのスネアとかミスチルでは見ないのでアガりました。
ギターソロで手を頭上でまわして煽るJenさん。背後で暴れるDURANギターを振り向いて見ているJenさんもいとをかし。
暗転で正面に戻っていくドラム台。ギターのDURANさんに向けてサムズアップするJenさん。
客の声援が止まらない。稲葉さん胸を抑えて反応。
「仲良く向かい合ってやります」
09. BLEED
AメロはDURANさんの方を見て叩くJenさん。目があったのか笑顔。上下真っ直ぐ線状に伸びるライトがSFっぽくてかっこいい。
【MC】
稲「今、外雨ふってんじゃない?」
客「えぇ!?」
次の曲につながる前振りだったようです。(笑)
10. 静かな雨
サム・ポマンティさんの美しい音色と、ウッドベースが素敵。こういうしっとりした曲のJenドラムも心地良くて好き。アウトロのエレピも良かった。シンバルでチリーンって繊細に表現するのもいいですよねぇ。
Jenさん静かに左へ90度回る。まだ笑える。
11. 波
シブい顔で稲葉さんの歌を聴くJenさん。サビの入りと終わりでマレット使ってシンバルロール。DURANさんのギターもキュイーンて胸に入ってきていいですね。途中、ラスサビ前のパートでヴォーカルにエフェクトがかかる。ラスサビ終わりのシンバルロールは、稲葉さんのロングトーンにあわせてデクレッシェンドさせてからのクレッシェンドで素敵。
音が鳴り止んで稲葉さんの「もっと来い」というセクシーヴォイスで始まったのは、小刻みなカッティングからの何ともオシャンティーなセッションタイム!かっこいい!思わず体が揺れるやつ。こんなんなんぼでも聴いてられますからね。これはアウトロ?曲が変わったのか?インスト曲?(波のアウトロをアレンジされたものでした。音源にないだなんて!)(※「もっと来い」ではなく「もっと奥へ」でした。)
ラスト6音でためて終わるとこ、ここでまたもミスチルを思い出す。この曲の終わり方、最近ミスチルでもあったやつ!Jenさんの顔は浮かぶのに何の曲だったか思い出せないし調べてもいません。どなたか教えてください。(※World's endでした。)
12. Little Flower
ロックバラードではJenさんの良さがより出る感じがします。サビのクラッシュ食うところで上がる左足。表情見えないけど音と後ろ姿でも十分楽しませてもらいました。間奏でベースが弓弾きに。
そして歌い終えた稲葉さんがはけたようで、圧巻のギターソロ・アウトロが始まります。ミスチルでいうと深海のアウトロのような感じです。Jenさんのアドリブフィル祭り最高ですね!満たされました。
13. NOW
新曲だそうで音源がない…。キックのダブルでPD-140DSを使う技やってました。Aメロだったと思います。
【MC】
en3.5は2月頭があいてたので思いつきでやったというようなお話。
背後から見ての判断ですが、この合間にJenさんもぐもぐタイムしてたように見えました! 上半身をタムの下に倒して隠れてパクリ。横からの目撃談があればよいのですが、、(そのあと捨てたゴミがめっちゃ小さかったので鼻の穴ケア説もあります。ミスチルの時は隠れないけど。)
メンバー紹介。
ギター、DURANさん
キーボード、サム・ポマンティさん
ベース、徳永暁人さん
とぐるっと一周まわったところで、
ドラムス、鈴木英哉!
ドラマーを探してる時にスタッフが「Jenさんってどうなんですかね?」と言って、やらないだろうとは思いつつもダメ元でオファーしてみたらやってもらえました。
J「他のバンドでやるの初めて!これが初めて!」
J「稲葉さんの誘いを断るわけにはいかない。すっごい嬉しかったです!」
というようなお話でした。
続いて、ドラムまだあっち向いてませんよねぇと、再び回るドラム!会場の手拍子にあわせて頭の上で手をヒラヒラさせるJenさん。
ついに!Jenさんが!こっちを向いたぁ!!!
稲「Jenさん準備はどうですか?」
J「オーケーでぇす」
14. Okay
いつものように口が開いてる開いてる♪ サビでさっきの「オーケー」は曲への振りだったんだと気づく。「せ〜か〜い!」はJenさんも熱唱しながら叩いていました。間奏でハイハット+左手を頭上で振って「OKコーラス」を煽る。曲終わり、スネア連打からの右手突き上げでキメ、「フォウッ!」とひと吠え。
15. YELLOW
ギターをジャラーンと鳴らしたDURANさんがドラム台に駆け上がる。そしてギターとドラムの掛け合いが! かっこいいと思いきやJenさんの顔がおもしろい。いやかっこも良いんだけど。(笑) DURANさんの指差しを合図にハイハットカウントで、これまたノリのいいリフでテンションあがる。途中ベース徳永さんがドラム台を登ってJenさんの前へ。笑顔で対応するJenさん。
普段は他のメンバーが寄ってきてもドラム台から見下ろす感じだし、こんな物理的に攻めてくるギタリスト、ベーシストとやってないのでどんな感じだったのかなと想像してしまいました。
16. 羽
Jenさんのカウントから派手な照明とシンセの音。「カモン、ヨコハマーーー!」の叫びでここはもうバブリー・ディスコ。
2番AメロでJenさん謎のマッスルポーズダンス。(笑) ミスチルでも「ロックンロールは生きている」とかアップテンポな曲でモリモリやったりするんだけど、リズムに合わせて繰り返しマッスルポーズ決めるのが面白くて吹きました。しかも2日目もやってたからめっちゃ気に入ってるご様子。
Jenさん正面へ戻る。3曲こっち向いてやってくれてありがとうございます!
MC
17. 遠くまで
最後の「遠くまで〜〜ぇぇ〜〜〜♪」にシビレた!
18. ハズムセカイ
ギターのイントロで手拍子促しながら左足でリズム刻むJenさん。色とりどりの大玉風船が出てきてアリーナを跳ねる。
終盤で稲葉さんがオーディエンスに向けて「そうだよね、一緒に」と言いながら、最後はJenさんを見つめて「一緒にいたいよね」と歌いかける。Jenさんは両手を広げて受けとめる。(表情が見れた2日目の印象が強くて省いていましたが、初日もやってたので追記しときます)
最後の音の締めを稲葉さんに促すJenさん。
本編終了。Jenさんは黒いブーツを履いて、ドラム台から降りる時にぴょんと跳ねる。横の階段からバックステージへはける。
アンコール
アンコール待ち中はウェーブが起こっていました。この間にドラムテックさんがドラムに座ってタムやスネアのヘッドの張りなどをチェック。スティック類の整理、水の補充などを手早くされていました。いつも素晴らしいサポートありがとうございます!
19. あの命この命
稲葉さん、DURANさん、サムさんが再登場で始まります。みなさんツアーTにお着替え。途中で戻ってきたJenさんは黒のツアーTシャツに。脱いだ黒いブーツはテックさんがバックステージへ持ち帰る。ギターソロの後、大サビからリズム隊が加わる。
ここでだったか、稲葉さんがパンツの紐を結び直す?のに少し時間がかかっていた模様。
20. BANTAM
徳永さんのベースソロ、かっこよ!からのBANTAM。サビ前、左手を掲げるJenさん。この曲も新曲。かっこいいですね!音源では玉田豊夢さんがドラム叩いてるそうです。
稲葉さんの白ツアーTにエプロンが付いたようなダボっとした黒パンツ姿がヤンチャでかっこいい。あんなシュッとした58歳おらんで。
21. CHAIN
コール&レスポンスで始まる。「ナーナーナナナナナーナー♪」を繰り返し3回目くらいで、稲葉さんが『ナーナーナナナナナーフィ〜〜〜!』
って最後オクターブ上がったもんだから、えっお客さんこれ上がるの?いけるの?想像したら笑けるけど大丈夫?などと、ハラハラどきどき、ワクワクしながらのレスポンス。
客「ナーナーナナナナナーナー♪」
無視でした! 稲葉アレンジは無視してOKでした!
MC
22. oh my love
「ウォオ、マイラ〜ヴ♪」と歌うところの多幸感。間奏のリムショットはPD-140DSを使用。マイク引き寄せてコーラスする。
ブーツ履いてドラム台を降り、威勢よく正面に駆けていくJenさん、右側でぴたっと止まり振り返り数秒静止。どうやらベースのエフェクターにつまづいたか踏んだかしてしまったみたいで、あわわわ!となっていました。見にきた徳永さんは爽やかな笑顔で「あはは、大丈夫ですよ」という感じでJenさんを正面へ連れてってくれました。ほっこり。ありがとうございます!
(ちなみに徳永暁人さんも50歳を超えているそうでビビりました。)
最後4方向におじぎして、サポメン一人ずつ紹介してはけていき、最後に稲葉さんが感謝の言葉と共に去っていかれました。
終演
【補足】
en3.5のJenさんはいつもより緊張感というか慎重な感じも見受けられました。わかりやすい点でいうと、曲間に左手に置いてあるタブレット(セットリストやあんちょこが書いてある)を確認していることが多くありました。真剣そうな横顔でそれがまた…(略)